lyonblog

国際結婚してフランスのリヨンに在住。雑記ブログ。

歯の根幹治療と副鼻腔炎

昨年、ある歯の問題と長年の悩みを解決しました。

その体験談を書きたいと思います。

 

私は疲れると右上の歯茎が腫れたりと痛みを生じる事がよくありました。

またかという感じで左程気にしていなかったのですが、ある時歯茎に異物感があり見ると、口内炎のようなものが出来ていました。

ただ痛みは無いのがむしろ不安になりネットで調べてみました。口内炎なら痛いはずですから。

そして、自分の症状に該当するものが一つ見つかりました。

それは、「フィステル」という白い出来物です。

神経の先が炎症を起こし膿がたまり、その膿を出すための白いおできのようなものが出来るそうです。

かなり前に虫歯治療をして詰め物をしていた歯でしたが、治療が不十分だったのか詰め物が劣化した事による菌の侵入があったのかは分かりませんが、かかりつけ歯科で3Dのレントゲンをした結果、早期治療をしないと神経を失うことになると、リヨン6区にある歯内の治療専門歯科 ELAを紹介してもらいました。

ただそこは保険外治療のみということで見積もりをもらうまでどきどきでした。

日本の情報を見ると、保険内でも治療してくれる歯科が多いそうでその違いは何だろうと調べてみました。

大きな違いの一つが、ラバーダムを使用するかどうかのようです。

ラバーダムとはゴム製のシートで、主に根幹治療の際に患部以外を覆う物です。

細菌を含んだ唾液を患部に流入して細菌感染することを防ぐのが目的です。

それをしないと、結果再治療が必要になる場合が多いそうです。

保険内では採算が合わないので、結果ラバーダムが使われない根幹治療も日本では多いと聞きました。

 

その答えに行き着いて、自分が受ける治療が高額なのも納得して受けることが出来ました。

 

治療費/ 896.5€

国民保険からの払い戻し/10.56€

民間の保険会社からの払い戻し/ 7.04€ 

毎月支払ってる保険会社からの払い戻しも笑えるくらい少なかったです。

 

ただ、1時間半も掛けてしっかり治療してくれたので満足感はありました。

口蓋への麻酔がどきっとする位痛かったけれど、その後はつい居眠りをする位無痛でした。

そして、もう一つおまけのような嬉しいことが。

私は風邪から副鼻腔炎になる事が多く、鼻のサイドに膿がたまり、鼻がつまり呼吸が出来ずに眠れない夜を過ごした事も数知れず。重い腰をあげて耳鼻科に行かなくてはと強く思っていたところでした。

フランスの病院は完全予約制なので、行きたい時に行けないのが難です。(救急枠がある場合もありますが)

やっと病院に行ける頃には症状が治っているなんて良くある事です。

 

話は戻り、先生によると、今回治療した根幹の炎症と副鼻腔炎は関係しているので、今後は副鼻腔炎になりづらくなるそうです。

ちなみに治療したのは上の歯の根幹で、鼻とすごく近いのです。

これが一番嬉しかったかもしれません。

まさか副鼻腔炎の苦しみから解放されるなんで!!

歯と鼻の治療をしたと思えば安く感じる程です。

 

根幹治療は最初の治療が肝心と聞いたので、高くても初めに保険外でしっかり治療をしてくれる歯科にお願いすることを強くお勧めします。

 

参考までに・・・

Ela - Endodontie Lyonnaise & Associés