lyonblog

国際結婚してフランスのリヨンに在住。雑記ブログ。

Too Good To Go

Too Good To Go という携帯アプリを知っていますか。

 

これは2016年からデンマークで始まり、ヨーロッパを中心に広がり続けている食品廃棄物対策の為のアプリです。

売れ残り廃棄予定の商品を持つ小売店やレストランなどと消費者を結び付けています。

アプリケーションをダウンロードすると、ユーザーは自分の近くで提供される予定の食品を予約してアプリ上でカード払いできます。

その後確認メールが届き、受取時間内に行ったらアプリ内の予約情報を提示して商品を受け取ります。

店にもよりますが、支払金額の2-3倍の商品を受け取ることが出来ます。

 

2023年のパリ発国際食品ロス・廃棄物啓発デーを前に、廃棄物対策のリーダーであるToo Good To Goは、2025年末までに廃棄物対策キャンペーンを強化する意向だそうです。

 

世界の食料の40%が未だ廃棄されており、経済・社会情勢が緊迫している中、食品廃棄を減らす努力が重要だと大変注目されている働きです。

 

これは何と素晴らしい取り組みだろうと思い(初めはお得な感じに目が眩んだだけ)近所の店3軒で試してみました。

基本はpanier surpriseと言ってお楽しみ袋のようなもので中身はお任せです。

アレルギーなどは引き取りの際に交渉出来るそうです。

 

1. Paul  / フランス中にあるパンとデザートのチェーン店

     15€→4.99€

     1軒目は大失敗。

     行くと沢山のpanier surpriseが既に用意されていた。

     もろ売れ残り感がある乾いたパンやまずいピザ、ドレッシ   

     ング無しの生きの悪いサラダがセットでした。雑に袋に入っていて、割れて

     しまったカピカピのフランというケーキがむき出しで入っていました。

     がっかりして写真も適当に撮ってしまいこの雑さ・・。フランは映ってもいない。

     ブレッツェルとクロワッサンは普通に食べれたけど、お得感は無かった。

 

2. STARBUCKS

               値段は忘れたけどPAULと同じ感じだったと思う。

    お客さんもまだいる時間帯に行きアプリを見せたらアレルギーの有無を聞か 

    れた。その場で店頭にある商品を袋詰めしてくれて、対応も良いし清潔感の

    ある商品の取り扱いで好印象だった。

    内容はハムチーズサンドイッチ、シナモンロール、キャロットケーキ、チョ

    コレートマフィンと普通に買ったら16€はしそうな内容が美味しい状態で入

    っていた。

    スタバは売れ残る事が少ないのか、アプリ上にあまり出てこない。

    次回が楽しみ。

     

 

3. Eric Kayser/フランス中にあるパンとデザートのチェーン店

        12€→5.99€

    こちらは指定時間開始すぐに入店したら、同じ目的のお客さんがぞろぞろ入って

    きた。このアプリの知名度に驚いた。

    内容は、キャロットラぺサラダ、ツナと卵のサンドイッチ、パン・オ・レザ

    ン、チーズとかに合いそうなレーズン入りハードパンでした。

    どれも状態は良く(サンドイッチのパンのツナが染みた部分は気になったので切

    り除いた)こちらもリピートしようと思いました。

 

総合感想

食品廃棄ロスの取り組みに協力しながらお安く食品のお楽しみ袋を購入出来るのは日々の楽しみにもなりそうです。 

残り物を安く購入する人を軽く見ているのか、または何も考えていないかもしれないけど、店員なの商品の扱いが雑だと、それを購入するお客さん対してのに姿勢まで疑いを持ってしまいます。

特に一軒目は、以前よりケーキのカットが全く等分じゃなかったり、雑に陳列している印象があったので、今回のpanier surpriseの雑な扱いを見ても驚きませんでした。我が家の近くの店に限っての話です。他店舗はどうなんでしょうね。

パン屋以外にも、スーパーやお寿司屋、そしてチーズ屋も加入しているようです。

今後も加入店は増える一方でしょう。ついついチェックする日々です。

日本では閉店間際に割引シールを張る事が多いですが、この物価高の今こそこのような取り組みしてもらえたら助かる人も多いのではと思います。